スタッフブログ

『歯ぎしりとくいしばり』は歯に良くないの?

こんにちは☀️
福岡市南区大橋 保育士が託児を無料で行っている歯医者、平岡歯科クリニックです。当院は大橋駅から歩いて徒歩5分です。提携駐車場もございますのでお気軽にお尋ね下さい✨

今月は『歯ぎしり・くいしばり』についてお伝えします🍀
歯ぎしり・くいしばりの総称をブラキシズムと言います。

ブラキシズムとは無意識のうちに行っている噛みしめや歯ぎしりなどの総称です。
ブラシキズムには3種類のタイプがあります。
 
①グラインディング…上下の歯を擦り合わせるタイプの歯ぎしりです。

多くの人が行っている歯ぎしりはこのグラインディングタイプの歯ぎしりと言われています。
ギリギリと音が聞こえるのがグラインディングの特徴です。
 
②クレンチング…上下の歯を強く噛みしめるタイプの歯ぎしりです。

大きなストレスなどがある時に歯を強く食いしばるのがこのクレンチングです。
グラインディングと違ってこのクレンチングは音がしません。
 
③タッピング…上下の歯をリズミカルに合わせてる歯ぎしりです。

カチカチと音がするのがタッピングの大きな特徴です。

歯ぎしり、くいしばりをする事による主な症状はというと。。。

* 歯がすり減る
* 噛むと痛い
* 歯がしみる
* 歯が割れる(歯にヒビがある)
* 詰め物、かぶせ物が欠けたり割れたりする
* 顎が痛い
* 頭痛
* 肩がこる
* 顎の骨が凸凹と出ている(骨隆起)
* 歯周病が悪化

このような症状があれば治療が必要になります。

これらのブラキシズムですが、実はずっと続くとあまり良くありません。
ブラキズムのある方は自分の体重の2倍の力で噛んでいる事がわかっています。
ですから、例えば体重が60kgの方だと、一晩中(または日中に)120kgの力で噛み続けていることになり、当然ですがそんな長時間噛み続ける事で顎(あご)は疲れ果て、またご自分の歯も間違いなく傷めていき、中には歯が欠けたり割れる人もいます。

 歯ぎしりの原因は解明されておらず、ハッキリとしたことはわかっていないと言われています。
一般的には以下のことが原因されています。

* ストレス
* 疲労
* 飲酒
* 習癖(上下歯列接触癖)
* 歯の並び(不正咬合)

① マウスピース(ナイトガード)
夜寝るときに口の中に入れるマウスピースです。当院のマウスピースは、市販のものと違い、お一人お一人に合わせて歯型をとって作成するため、フィット感が良く装着時のストレスが少ないです。歯と歯がこすり合わないため、歯同士を傷めあうダメージが激減します。ただし違和感が消えない、気が付いたらマウスピースが外れている、また歯ぎしりが強い方の中には「数回のマウスピースの使用でマウスピースが破れてしまった!」という方もおられます。

② ボツリヌス(ボツリヌストキシン)
ブラキシズム根本的に治したい!と思われる方の治療法としておすすめなのはボツリヌス(ボツリヌストキシン製剤)を直接 あごのエラの筋肉(咬筋)に投与(注射)する方法です。強すぎる噛みしめにはこの咬筋が大きく影響しています。噛む力を弱くするには、咬筋の緊張をほぐす必要がありますが、「噛む」という行為は無意識で行われているため、自力で弱くすることはできません。ですから咬筋を柔らかくほぐし、通常の人の様な状態まで徐々に回復させていく方法がボツリヌス注射なのです。

歯ぎしりやくいしばりにお困りの方は、是非1度相談にお越しください😊✨

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