歯周病治療
予防先進国と言われているスウェーデンでは「口臭」に悩む方が非常に少ないそうです。
しかも、40年も前から!それは20才までに歯を大切にする習慣を国が援助して取り組んできたからです。
日本は歯科後進国と言われています。その背景には国民皆保険の影響が多大にあると私は思います。日本国民全員が世界の他の国に比べて安く医療を受けられるがために元来、病気にならないように予防しようという習慣が薄れてしまっているからです。
また、皆さんは健康保険の中に予防治療がないことをご存じでしょうか?
健康保険では歯周病に感染したお口の中の治療は歯石取りや歯茎の手術は適用になりますが、悪くなった状態でしか治療は受けられないのです。
唯一、衛生士さんのブラッシング指導などがホームケアによるセルフケア(ご自身の)予防でしか行なうことができません。
予防治療もお勧めしています。
歯周病の原因はバイオフィルムです。
これを取り除くことが歯周病予防になります。
では治療法としてよく聞かれる抗生剤などによる除菌療法はどうでしょう?
世界的には推奨されていません。なぜか?一時的であり、耐性菌の問題もあるからです。(抗生剤が効きにくくなる)しかも、バイオフィルムはとった瞬間にすぐ形成されます。
ではどうしたらよいのでしょう。
昨今、細菌の話で「細菌たちがお互いに情報交換している」ということが判ってきました。
お口の中に古いバイ菌をたくさん持っていると酷い悪さをします。そして、一生懸命に歯を磨いたり、治療しても治りません。それはバイ菌たちが生き残るための情報交換をして強くなっているからです。一度使った抗生剤が効きにくくなるのはこのためです。
解決方法は古いバイ菌を作らないことです。
毎日の歯磨きと歯科医院でのバイオフィルム除去が最も有効です。
そのお手伝いを当クリニックでは全力でさせていただきます。