福岡市南区で歯の治療を受けるなら、平岡歯科クリニックへ

食いしばりや歯ぎしりでお悩みの方へ

実は歯科医師である私も、食いしばりで悩む一人でした!

福岡市南区の平岡歯科クリニック 院長の平岡です。
さて皆さん、こんな症状で悩んでいませんか?

  • 起きた時に、あごに疲れを感じる
  • 寝る時に歯ぎしりをしている(と言われる)
  • 気が付くと日中にも歯をギュッと噛みしめている
  • 噛みしめが少しずつひどくなっている気がする

私も、夜は無意識に「グッ」と歯を食いしばり、朝は必ずと言って良いほど顎(あご)がだるく、一晩噛みしめていた歯や顎(あご)の疲れがなかなか取れないまま仕事に向かう毎日でした。もちろん歯科医師ですのでマウスピースを作り(自分で自分のマウスピースを作りました 笑)しばらく使用していましたが、私の場合は食いしばりが強い方でしたので朝起きた時の顎(あご)の疲れは取れず、悩みが解消されるまでに長い年月がかかりました!

クリニックを長年させて頂いて、徐々に食いしばりや歯ぎしりで悩んでいる方が多いことに驚きました。ストレス社会だからでしょうか?開業した12年前よりも今の方が相談で来られる方が明らかに多い気がしますが、その症状は様々です。
食いしばりや歯ぎしりの事を総称して「ブラキシズム」というのですが、このブラキシズムの種類についてご紹介したいと思います。

歯ぎしりでお悩みの方はどのような症状があるでしょうか?

  • 歯がすり減る
  • 噛むと痛い
  • 歯がしみる
  • 歯が割れる(歯にヒビがある)
  • 詰め物、かぶせ物が欠けたり割れたりする
  • 顎が痛い
  • 頭痛
  • 肩がこる
  • 顎の骨が凸凹と出ている(骨隆起)
  • 歯周病が悪化

このような症状があれば歯ぎしりの治療が必要になります。

なんと、こんなに種類がある歯ぎしりや食いしばり!!

ブラシズム(食いしばりや歯ぎしり)には大きく分けると4種類の症状があります。

① グラインディング
歯の全体をこすり合わせるタイプで運動時や就寝時に無意識で行っている事が多く全体の歯がすり減っていく
② ナッシング
ナッシングは歯の全体ではなく一定の場所だけでこすり合わせるタイプで就寝時に音が鳴る場合がある
③ クレンチング
上下の歯を無意識に噛みしめてしまうタイプで日中・夜間に関係なく噛みしめる
④ タッピング
上下の歯をカチカチと噛みあわせるタイプ。それほど大きな力ではないため他のタイプよりは軽度

あなたのタイプはどれでしょうか?中には、複数が混合した症状の方もおられると思いますが、まずは自分のタイプを知ることが大切です。

ブラキシズム(食いしばりや歯ぎしり)は放っておいて大丈夫?

これらのブラキシズムですが、実はずっと続くとあまり良くありません。

ブラキズムのある方は自分の体重の2倍の力で噛んでいる事がわかっています。
ですから、例えば体重が60kgの方だと、一晩中(または日中に)120kgの力で噛み続けていることになり、当然ですがそんな長時間噛み続ける事で顎(あご)は疲れ果て、またご自分の歯も間違いなく傷めていき、中には歯が欠けたり割れる人もいます。

歯ぎしりの原因は何でしょう?

歯ぎしりの原因は解明されておらず、ハッキリとしたことはわかっていないと言われています。
一般的には以下のことが原因されています。

  • ストレス
  • 疲労
  • 飲酒
  • 習癖(上下歯列接触癖)
  • 歯の並び(不正咬合)

ここではブラキシズムによる色んな症状をご紹介します。

歯がすり減って平らになってくる
頬の内側や粘膜の下に白いすじ(白線)が出てくる
白いすじ
下の歯の内側にポコポコとした丸く硬いものが出来ている
骨隆起
歯が揺らされて歯ぐきが下がってきている
歯茎下がってきてる
歯の表面にヒビが入っている
歯にヒビ

当院では2つの治療法をご提案できます。

① マウスピース(ナイトガード)

夜寝るときに口の中に入れるマウスピースです。当院のマウスピースは、市販のものと違い、お一人お一人に合わせて歯型をとって作成するため、フィット感が良く装着時のストレスが少ないです。歯と歯がこすり合わないため、歯同士を傷めあうダメージが激減します。ただし違和感が消えない、気が付いたらマウスピースが外れている、また歯ぎしりが強い方の中には「数回のマウスピースの使用でマウスピースが破れてしまった!」という方もおられます。

② ボツリヌス(ボツリヌストキシン)

ブラキシズム根本的に治したい!と思われる方の治療法としておすすめなのはボツリヌス(ボツリヌストキシン製剤)を直接 あごのエラの筋肉(咬筋)に投与(注射)する方法です。強すぎる噛みしめにはこの咬筋が大きく影響しています。噛む力を弱くするには、咬筋の緊張をほぐす必要がありますが、「噛む」という行為は無意識で行われているため、自力で弱くすることはできません。ですから咬筋を柔らかくほぐし、通常の人の様な状態まで徐々に回復させていく方法がボツリヌス注射なのです。

ブラキシズム(食いしばり)を根本的に治療したいならボツリヌス注射が良い!?

ちなみにボツリヌス(ボツリヌストキシン)はボツリヌス菌から抽出されるタンパク質の一種で神経に作用し、筋肉の働きを柔らかく緩めた状態にする作用を持ちます。
ボツリヌス注射はこの作用を利用して行うもので、簡単に言えば注射した筋肉の部分の緊張をほぐす事で強すぎる筋肉を緩め、食いしばり・歯ぎしり・顎関節症を改善するという効果を得ることが出来ます。
通常3か月~4カ月おきに注射をしていきます。1回だけでも長期の効果が出る方もおられますが、通常は注射後数カ月で徐々に効果が薄れ始めるため、効果が薄くなると再度注射をする、という形です。多くの方が合計4回~6回ほどの注射でその後はかなり長期に渡って注射をしなくても大丈夫な筋肉の状態になるようです。

ボツリヌス注射
1回  55,000円
3回 110,000円(月10名)

※上記は全て税込価格です。
※ボツリヌスをするための注意事項・・・○14歳以下の方はできません ○男女とも3か月の避妊が必要です ○抗凝固剤の服用がある方はご相談下さい

以前は食いしばりで悩んでいた私も、今はこのボツリヌスでかなり改善しています!
同じようにお悩みの方、まずはあなたの食いしばりの状態を見せて下さいね。
あなたの症状に合わせた治療法を一緒にご相談させて頂き、症状がひどくなる前に(今より)少しでも改善していくよう、私たちも全力でサポートさせて頂きます!