筆者は数年前まで年がら年中口内炎に悩まされていました。
口内炎ができていないときは無いくらいひっきりなしで、
しかも炎症が大きく、痛い!!のです。
当院の患者様の中にも『口内炎ができやすい』という方、結構いらっしゃいます。
そこで今回は憎き『口内炎』についてお話します。
<口内炎は何故できてしまうの?>
原因は口の中の細菌感染です。主な原因としては以下の2つがあります。
①口の中の傷が原因 何らかの原因で(誤って噛む、硬い食べ物があたったなど)
口の中を傷つけてしまいそこに細菌が繁殖して口内炎を起こす
②新陳代謝の低下が原因 栄養不足、ストレス、疲労などが原因で新陳代謝が
低下して口の中に潰瘍ができ、そこに細菌が繁殖して口内炎ができる。
通常、唾液が細菌を洗い流し傷や潰瘍を修復しますが、唾液が減少すると修復機能が
低下し、口内炎ができやすいといえるでしょう。
<口内炎は何故痛いの?>
口の中に傷や潰瘍ができ細菌が増殖すると、免疫細胞が戦い始めます。
この戦いは組織を破壊し炎症をひどくし、口内炎の痛みはさらに強くなっていきます。
<口内炎の治療方法は?>
たいていの方が以下のような方法で治療されているのではないでしょうか。
①塗り薬
塗り薬は免疫細胞の攻撃を鎮めるので痛みを和らげる効果はあります。
しかし、細菌をやっつけるわけではないので、
治癒が早まることは難しいと思われます。
「塗ってしばらくは痛みが和らぐけど、すぐ薬がとれて結局痛い!」
という方も多いのではないでしょうか?
②飲み薬
いわゆるビタミン剤を飲まれる方もいらっしゃいますよね。
これはビタミン欠乏が原因の口内炎には効果があります。
しかし、ビタミン欠乏による口内炎は全体の10%~20%といわれています。
ということは、8割強の方の口内炎には効き目がない、ということになります。
③治るのを待つ
治ったころにまた別の口内炎ができたりして…。最悪です。
ひたすら痛いのを我慢して治るのを待つ…。辛いですよね。
<実は効果的かも!?>
ここでオススメしたいのが 『口中のうがい』です!!
殺菌成分入りのうがい薬や洗口液でのブクブクぶくぶく口の中を洗ってください。
これが口内炎の予防にも治療にも効果的なのです!
その理由は… 口内炎を根本から考えると細菌繁殖を抑えること!
そのためには、うがい薬での口中の洗浄が重要!ということです。
あるデータでは、うがい薬で20~30秒ブクブクうがいをすると、
口の中の細菌が10分の1まで減少したそうです。
また、毎食後と寝る前のうがいを習慣づけると口中の細菌の繁殖を抑えやすく、
結果的に口内炎ができにくく、できてもすぐ治るようになります。
(注意!!ひどい傷を伴う口内炎の場合は殺菌液が傷の修復を遅らせる
場合があるので注意しましょう。)
当院でも口中のうがい薬の取り扱いがあります。
コンクール ¥1080
歯肉炎や口臭、虫歯予防の防止にもなるものですが、
実は、長年口内炎に悩まされていた私は、コレで解決しました!
口内炎になる頻度も低くなり、
たまにできることはあっても、以前ほど悪化しません。
効果には個人差がありますが(笑)
口内炎で悩まれている方、一度お試しになってみてはいかがでしょうか?