皆さんこんにちは!福岡市南区大橋の、予防に力を入れている歯医者、平岡歯科クリニック・マネージャーの平岡です。
6月に入り、徐々に気温も高くなってきましたね。冷たい飲み物がおいしく感じる季節、皆さんはどんな飲み物を飲まれますか?ジュースや炭酸飲料などの清涼飲料水?スポーツドリンク?お茶?ミネラルウォーター?
中にはやっぱり夏はビール!という方もおられるかもしれませんね(笑)
ただ、これらの飲み物の多くが、飲み過ぎると歯や歯茎に悪い影響を及ぼしてしまうという事は、あまり知られていません。
下の表をご覧ください。
pH値とは酸性とアルカリ性の度合を0~14までの数字で示したものです。 pH7を中性、それより大きい値をアルカリ性、小さい値を酸性といいます。
―般的に、エナメル質が溶け始めるpHは5.5 だと言われています。
お茶はpH6.2と中性に近く、ミネラルウォーターもほぼ中性です。これらの飲み物は歯や歯茎にとっては安全な飲み物と言えるわけですね。
スポーツなどをされている方が普段から飲まれているスポーツドリンク、そして100%オレンジジュースなどは何とpH4.0。炭酸飲料などはpHが2.0近くになります!!
ただ実際のところ、炭酸飲料を飲んだからといって、すぐにエナメル質が溶けて虫歯になるわけではありませんからご心配なく。(もちろんこれらのpH値が低い飲み物を日常的に飲んでいれば虫歯になるリスクは高まります。)
対策としては、pH値の低い飲み物を多く摂ったあとは水も一杯飲むこと。この一杯でお口の中を少し中性に戻すことができますので、ぜひお試しください。
ここ数年は「熱中症」や「脱水症状」でダウンされてしまった方の話を耳にすることが多くありました。今年は上手に水分補給しながら夏を乗り切りましょうね!