歯の豆知識

口腔内トラブルになりやすい習慣

こんにちは!
福岡市南区大橋 3階にキッズスペースがある歯医者 平岡歯科クリニック歯科助手の神崎と歯科衛生士の村山です。

当院は大橋駅から徒歩5分です。

近隣に駐車場もございますので車で来られる方もお気軽にお越しください♪

さて、今回は“口腔内トラブルになりやすい3つの習慣”
についてご説明します。
歯周病や虫歯といったトラブルは、「細菌/体質/環境」の3つが影響していますが、実際にどのくらいリスクが高いのかを自分で判断するのは難しいですよね?
歯科医院によっては、唾液検査で「唾液の量」「ミュータンス菌の数」「唾液の中和力」などを調べることができますが、それによって「なんの心配もないですよ」ということは、正直、あまりありません。
だからこそ、日常生活においてトラブルになりやすい行為を減らしていく必要があるのです。
次にあげる項目に思い当たる人は注意してください。

✴︎間食が多い
✴︎常に飴やタブレット菓子などを口にしている
✴︎ポカン口をしてしまう(気がつくと口で呼吸している)

仕事でデスクワークの時間が長い人や、忙しくて食事の時間をゆっくり取れない人は、手軽な間食でお腹を満たしてしまいがち。ダイエットのために食事を抜いて、口寂しさからつい、飴やタブレットのお菓子、チョコレートなどを頻繁に口にしたりしていませんか?
口腔内は、普段は唾液によって弱アルカリ性に保たれていますが、食事をすると、わずか数分で細菌がプラークの糖質をエサにして酸を出し始めます。
この酸によって歯の成分であるカルシウムやリンが溶けてしまうことを「脱灰」と呼びます。その後、唾液の作用で弱アルカリ性に戻ると、今度はカルシウムやリンが付着し、歯の再石灰化が起こります。つまり、食事のたびに「脱灰→再石灰化」を繰り返しているのです。では、細菌の大好物である糖質を頻繁に口にしていたらどうなるでしょう?
お分かりだと思いますが、酸性の状態が長くなってしまい脱灰が連続することで、歯を修復する時間が少なくなり、むし歯のリスクが高まってしまいます。
ポカン口や口呼吸がよくないのは、口腔内が乾燥すると、唾液の分泌が減るからです。
食後に再石灰化しづらくなるのはもちろん、唾液による抗菌作用が弱まり、さまざまな細菌が繁殖することにつながります。わかりやすく言えば、口臭や歯周病、むし歯に影響しますが、さらに歯並びの悪さ、風邪のひきやすさ、睡眠時無呼吸症候群になりやすいなどの原因にもなります。
当院でも脱灰を防ぐためのにフッ素塗布なども行っておりますので、お気軽にご質問下さい★

これまでは口腔内のトラブルになりやすい習慣についてお話ししてきましたがもちろん予防としてフッ素塗布を定期的にしていくことも大切になってきますが、お家でのケアもとても大切になってきますのでそのお話しをしていこうと思います。

歯周病の原因となる歯垢(プラーク)は、生きた細菌の塊です。歯とほぼ同じ乳白色で水に溶けにくく、歯の表面に粘着しているため、うがいをするだけでは取り除くことはできません。しっかり歯みがきをして、この歯垢(プラーク)を取り除くことが大切です。

歯周病は口の中の細菌による感染症。まずは、元凶である歯周病の原因菌を増やさないようにすることが大切です。ハミガキ剤の成分表示をよく見て、歯周病の原因菌を効果的に殺菌する薬用成分が配合されたハミガキ剤を選ぶようにしましょう。

歯周病菌の生息場所は、歯周ポケット内の歯垢(プラーク)。これをきちんと除去することも基本中の基本です。歯周病の中でも初期で、炎症が歯肉/歯ぐきに限られている歯肉炎の状態なら、歯垢(プラーク)を取り除くセルフケアで、元の健康な状態に戻すことができます。

そこでマスターしたいのが「毛先みがき」。これまで歯の表面だけみがけばいいと意識していた人も、歯と歯ぐきの境目にハブラシを当て、きちんと毛先が当たっているか意識してみがくようにしてみましょう。

歯と歯ぐきの境目を重点的にブラッシングすることを心がけましょう。
ハブラシの毛先を歯と歯ぐきの境目に45度の角度であて、5mm程度に細かく動かしながら軽い力でみがきます。

特に夜寝る前の歯ブラシはより丁寧に磨くようにしてください。睡眠中は唾液の分泌が減り、口腔は細菌が繁殖しやすい状態になるのでより時間をかけて磨くように意識してみてくださいね。

歯周ポケットが深くなってくると、ハブラシの毛先が届かず自分では、みがくことができません。また細菌とその産生物の塊である歯垢(プラーク)は、時間が経つと歯石になって、やはり歯みがきでは取り除くことができなくなります。定期的に歯科医院で清掃を受けて除去していくようにしましょう☆

当院でも4ヶ月ごとに定期検診を行ってますので予防をきちんとして歯周病や虫歯にならないようにしていきましょう☆